新たな「芽吹き」そして決意

新たな「芽吹き」そして決意

足が重い。口横から蒸気機関車のような白い息が漏れる。
思い出したようにハンドル横のスイッチを捻りチェーンを動かす。
ガチャリという音とともに、滑るようにペダルが漕ぎ出す。
坂道では自分の脚力とギヤの調整に戸惑う。
目を刺す東雲を過ぎた光がパリパリと霜畳を溶かす音がした。空気は世界の終り宛らに冷たい。何気ない風景が目横を通り過ぎる。風が音を立てて耳をちぎろうとする。

息を切らせてアスファルトを踏み締める。たどり着いた駐車場の隅に静かに自転車を置いた。大きなアルミとガラスの扉の前に立ち、スボンのポケットを弄って鍵を取り出すが、すぐ渋い顔になる。どれが玄関の鍵だか。金切り音を上げる機械のような指を叱飛ばしてなんとか目的の小さな鍵を握る。

ようやく扉を開けて、当然のように一段飛ばしで階段を駆け上がり、タイムカードを片手にレコーダーの前に立ち、鼻息荒くカードを差し込む。そう、この時間が刻まれる瞬間、なんとも言えない嬉しさがある。時間を切り取ったような、時が止まった瞬間が好きだ。

登ってきたのとは違う階段を駆け下り、うず高く積まれたカゴの中の青いシワシワの物、ゴム入りキルトの山を眺めながら、また緑色のバケモノのような黒い山、それは綿を作る機械なのだが・・・を通り過ぎ、錆切った小さめの扉を勢いよく開ける。コンプレッサーのスイッチを入れ、機械の爆音を聴くところから、私の今日が始まる。
そう。私がハローフィッティ〜の男、ルーク工場長だ!

これは、私の8年ほど前の状況です。その頃は自転車通勤していました。
一人で仕事の準備をし、パソコンを起動して1週間の予定表を確認しながら朝礼の準備をする。そんなところから、今は沢山の力ある仲間たちが各部の業務を効率的に計画・実行しています。本当にありがたいことです。

そして年始のひととき、皆さんに報告とメッセージを発信できることを大変感謝に思っています。これこそが成長の記録だからです。
2021年の秋からYouTubeチャンネルを開設し、Instagramを始めました。情報発信が大事なこの時代にメーカーの立場から使ってくださる方々、当社の商品を探してくださる方々に届けたいという一心で多種多様な情報を発信し続けています。

今年は卯年ということで飛躍の年にしようと社員一丸となって業務に取り組んでいます。その第一弾として新しい営業手法を取り入れて、営業課員がTwitterアカウントを開設しました。ぜひみなさんフォローしていただき応援のメッセージをお願いします。

ゲームや建築そして冠婚葬祭の分野を深堀するプロ集団・・・見習?それが
チーム「G建冠」 アサヒスポサポJ
https://twitter.com/asahi_jquilt?s=21&t=Ui741QCwrz9itUKd7nFBDQ

そして、次なる進化は、お客様からの声を商品に反映させる仕組みづくりです。
やはり情報は双方向でないと効果を本当には発揮しないと思います。そこで、Twitterなどでいただいた声を商品に活かして新たな商品開発をしていきます。みなさんが現場や職場で「こんな機能があったら・・・」「こんな商品ないかな・・・」「これがあったらもっと捗るのに」と思う意見をどんどん商品にしていきます。そうです。これを読んでくださり、S N Sで交流してくださるあなたとコラボした商品を作りたいと思います。

会社に集う一人一人の心の中にタネがまかれて、それが芽生えようとしています。
それと同時に集うみんなが一丸となって会社に「未来」という種を埋めています。それは今関わるすべての人の中心で発芽しています。
この芽はいろいろな形に成長します。どれが正解で、どれが不正解などありません。
色も形も向かっている方向さえ違う時もある。その多様さを受け入れながら、Jキルトの「らしさ」を活かす最も良い未来に向かって今日も新たな挑戦をしていきます。

ぜひ楽しんで見ていただき、応援してください。
YouTube Jキルトチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCCrhHBBTQ9pdT9CKqYPckJQ

時にはディスカッションし、アンチテーゼをぶつけていただき。
「今まで世の中になぜこれがなかったのか!?」と言って世界が響めくものづくりをしていきたい。そう切望しています。

介護や福祉関連、そして音楽と異色の世界にJキルトを広めるプロ集団、それが
「アサヒプロジェクトX」
https://twitter.com/X95259437

ルーク工場長