ある一つの出来事を紹介したいと思います。

それは鎌倉にある「一軒家の高級宿」の話。
建物は築90年。
フルリノベーションで和風モダン。
内装は黒と茶色を基調とした佇まいで、Coolだけど温かみもある作り。

そこにある家具やホームウェアも一流品。
センスの良さがにじみ出ています。
ちなみに部屋はほぼいつも満室でキャンセル待ちの状況です。

そんな宿からの問い合わせがありました。
ここに似合う家具のカバーを作って欲しい！

見学に行くと、広い敷地に広い平屋と広い芝生の庭。
離れには半露天風呂があり、周りを木々に囲まれ、
空はまるでこの宿の物であるかのように青く突き抜けていました。

中に入ると家具が整然と並んでおり、ここでハウスウェディングを行うため、
その家具の移動をスタッフが行いたいとのこと。

オーナーとそのスタッフからの熱い要望で、
「その家具のカバーにもこだわりたいのでアサヒさんで作りたい」
と言っていただきました。
もしかしたら、お客様がこの梱包材を見るかもしれない。
そんな場面で、空気緩衝材で包んでいたらお客様はどう思うだろう。
もし古い毛布で包んでいた所を見たらお客様はどう思うだろう。
その玄人意識がアサヒへと繋げてくれたのでしょう。

お客様　宿のオーナー　スタッフ　そして我々アサヒ

その場に自然と溶け込める物を作ることが私たちアサヒの仕事。
お客様を満足させることがスタッフの仕事。
お客様に違和感を与えないのが今回の目的。
そうです。今回の納品でお客様から
心のこもったお褒めの言葉をいただきました。

これは「古くて新しい働き方」。
喜んで仕事をして、感謝してもらえる・・・
これって労働？趣味や楽しみのように、それをすることで力をもらう、消費ではない。

それは、お客様の「予想を裏切り、期待を裏切らない」こと。
お客様の期待以上に要望に寄り添ったものを提供すること。

Jキルトの「力」でアサヒにしかできない「仕事」を
今回させていただきました。
このような出会いを与えてもらえたこと。
感謝しかありません。