SDGs特別号 「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

日本の高い効率と品質を持った保護(養生)の文化、そしてゴミを出さないリユースの文化を「プロテクション・キルト™」を通じて世界に広める営業活動をしています。

はじめに

2015年9月に国連サミット全会一致で採択された「SDGs」。弊社は輸送や保管にかかわる養生資材の製造販売などを基幹業務としています。また働く人の作業効率を飛躍的に改善し、且つリユース性の高い「プロテクション・キルト」のリーディングカンパニーとして何ができるか各部署、また会社全体でも考え、取り組みを始めています。東京都にある本社オフィス・ショールームと千葉県で運営しているJキルトファクトリーという自社工場ともに「持続可能な開発目標」を実現していきます。未来の命、子々孫々に至るまで長く継承され、愛される経済的で環境に配慮した生産・販売システムを生み出し、それにより磨きをかけ、命が輝く未来を守っていきます。

「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

私たちは職人気質の強い技術者集団です。そのためコツコツと「SDGs7エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を小さなところから地道に続けています。

第一に、当社の主力商品は使い捨てのワンウェイではなく、繰り返し使えるリターナブル梱包材です。使い捨てのプラスティック商品やビニール製品の生産に必要なエネルギー量を考えると当社のリターナブル養生材に変えてもらえるだけでクリーンエネルギーに貢献できます。また、1987年野田工場の設立から、一貫生産を徹底することにより工場ラインで排出されるキルト端材を分解し、中綿などは再利用して開綿、整形、商品化することでごみの排出を最小限にしてきました。

生産においても、2015年6月に当社工場の旧式蛍光灯使用建屋のすべての器具を省エネ蛍光灯に変更しました。それにより照明による電気代を年間で30%カットしました。工場のエアコンも順次省エネタイプの機械にリプレイスしています。また同時に漏電点検と電設関係の総合点検を実施し、無駄な電力がない工場経営に向けて取り組みをしています。

2016年7月から本格的にペーパレス化の取り組み、工場の図面や発注書などの書類をデータ化し共有できるようにしました。LANを利用したHDDであるNASに保存媒体にする取り組みや、さらに2017年9月には東京本社と野田にある工場にVPNの構築と工事の実施により拠点間通信を確立、よりスムーズなデータの共有と不必要なプリントアウトを無くし、ペーパレス化を加速させました。

営業車においては2016年8月から一部車両にハイブリット車を導入。また、ハイエースもエコカーに変えることでCO2排出量削減に尽力しています。

 

未来に向けて

今後の未来構想としては、太陽光発電設備の導入検討、省エネタイプの大型キルティングマシンの導入計画の実施。延反機(生地を裁断する大型機械)は2021年1月に最新機械を購入し効率的な延反作業の実現により機械の稼働時間を縮小することに成功しました。これをモデルケースにして動力を必要とする大型機械は、生産効率の良い新型機械に置き換えることで稼働時間を短縮し使用電力を少なくする取り組みをしていこうと思います。また、商品開発においてはリユース性を高め、廃棄品の再利用を検討しながら更なるエコ商品を開発し世に出していきます。

執筆L・M