-【フカボリ企画VOL.4】我々のクラフツマンシップ~ソファーカバー編~-
今回わたしは、年々出荷数が増えている「ソファーカバー」についてフカボリしたいと思います。
最近、古くなったソファーを買い替えようと近所の大型家具店に見に行ったところ、その種類の多さと展示スペースの広さに驚きました。ソファーの需要は多いんだなと思っていたところに、今回のフカボリ企画の担当になったので、まずはソファーの所有率を知るために、
社員を対象にアンケートをとってみました。
2021年アサヒ独自調べ
7割の社員がソファーを使用しており、内12%の家庭で3つ以上所有しているなんて、私と違って広いお家にお住まいなのね・・と驚きの内容でした。
アサヒのソファーカバーは、約40年以上前に家具屋さんの依頼で製作し、以後規格品としてロングセラーとなっています。
アサヒのソファーカバーの最大の特徴は、優れた耐久性と梱包時間の短さです。毛布や代替商品で梱包運搬しているのと比べると格段に作業効率が良いと家具配送、引越関係の方々に高い評価を頂いております。
アサヒのソファーカバーは2種類の大きさがあります。3人掛けソファー用に開発したLS-3はわずか2ステップで装着!
巾着型構造で被せて底面のロープを絞るだけで完了です。
ロープを通す部分にベルトを縫い付けることによりハトメ金具の抜け落ち、絞ることによる生地の劣化を防止しています。これがアサヒのこだわりです。
そして弊社の主力である伸縮自在のキルトを使用したフィットカバータイプのLS-F3。
2年前に引越し業者様からフィットタイプの製作依頼があり商品化したものが「ソファーフィットカバー」です。規格品のフィットカバーだとキツイのと、筒状なので頭部分が露出してしまうという欠点を無くすため、規格品の✕1.4倍幅にして片側を閉じました。丈を1500mmまで伸ばし全体を覆う事が出来ます。2人用から海外規格の幅広なソファーまで対応出来て便利ですが、少し重いのが改良すべき点です。
製作チームの担当者に密着し、製作にあたり大変なことなどを取材しました。
LS-3のソファーカバー1枚を仕上げるためには、生地の裁断から始まり、キルトから仕上げまで総勢8名の担当者の手を介して完成に至ります。
仕上げの工程は、裁断された身ごろの生地とマチ部分を縫いあわせることからスタートします。
端から端までを縫い縮みに気を付けながら縫います。
大きな生地でカーブがあるためズレに注意を図りながら縫う作業はとても大変です。
そして裾を折り返しロープを挟みながら縫います。
ここでは生地とロープを一緒に縫わないよう注意が必要です。
次に、アサヒのこだわりでもある裾部にベルトを縫い付け、ハト目を打ちます。
最後にロープを通して完成となります。
この組立作業を、ベテランスタッフはなんと30分以内で終わらせてしまいます!
ソファー本体は年々スタイリッシュに変化しているように思えます。
アサヒのカバーも毎年リニューアルを重ね、より安全で、より使いやすく、より愛される商品に変化していきたいと思います。
T.Tさん