【コラム】キルト職人奮闘記 VOL.17

キルト職人奮闘記 VOL.17

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学校卒業後11年勤めた会社を出産のタイミングで退職した私、その後子供が3才のころ、育児に追われながらも時間に融通の利く施設で短時間のパートで働き始めました。

子供が小学校中学年生になり、時間に少し余裕が出てきた頃から、やっぱり自分の好きな仕事にしたいと思い始めました。物づくりが好きで編み物や縫物、色々な種類の物に挑戦しました。そのなかでも工業用ミシンを少しだけ扱っていたこともあり、見つけたのが前職の縫製工場でした。スポーツ用品などを作る仕事で、やりがいもありましたが、ある年、怪我をし、病で手術を受け、体調不良が重なり・・・と立て続けにわが身に降りかかる困難に精神が疲弊しきってしまい、仕事が続けられず退職してしまいました。

自信喪失の鬱々とした気持ちの中、諸々の手続きのために職安に行き求職活動をしていましたが、こんな自分に何ができるのかと絶えず不安と葛藤する日々でした。そんな矢先、アサヒの求人を見つけ、ホームページで引っ越し業者の家具をピタッと包んでいる「あの青いカバー」の会社だと知り、ワクワクしました。同時に今まで不安の影に隠れていた「ものづくり魂」が少し目を覚まし、自分もできるならそんな製品を作りたいと思いはじめました。

勇気を出して面接を受け、ありがたい事に採用していただいたのが1年前のことです。入社してすぐに仕上げという業務につき、前職とは違った技術の難しさに苦労したり、求められる業量に追いつけず悔しい思いもしました。経験を重ねながら現在はバインダーという縁取りをする業務についています。初めての作業に手間取り、戸惑い、また不安に襲われたりもしますが、無くしかけた自信を少しずつ積み上げながら、先輩方のご指導に学び、励ましに感謝する毎日です。

手作りの厳しさや喜びを実感しつつ、今はひとつひとつの業務に精一杯向き合って、技術を磨いていきたいと切望しています。

Y・Mさん

※次回は2月15日発行の予定です。お楽しみに!