【コラム】キルト職人奮闘記 VOL.16

キルト職人奮闘記 VOL.16

わたしがアサヒに入社するきっかけは、ネットの求人広告でした。前職は物流会社の事務でしたが、残業が多く、帰りが夜8時ごろになることもしばしば・・・。家族にも心配され、私自信も限界を感じて退職し、半年ほどたったころでした。時短勤務ができること、何よりミシンの仕事ができることに惹かれました。

私は洋裁や編み物をする母や祖母を見て育ちました。子供のころから針仕事やミシンが好きでした。ですからアサヒの求人を見た時「やってみたい!!」という思いが自然と込み上げてきました。それと同時に「自分の技術の程度で、売り物の商品を作ることができるのか!?」という不安も頭をよぎりました。ずっと「応募ボタン」を押すのをためらっていると、なんと後ろにいた夫に応募ボタンを押されてしまいました!(笑)。「やってみてダメなら、その時考えればいいよ!」と言われ、少し気が楽になり、面接を受けて入社できることになりました。

はじめは仕上げ作業からでした。どこまで直してよいのかわからず時間がかかりすぎたり、見落としている箇所が多すぎてやり直しの量が半端なかったり・・・心が折れそうになりましたが、先輩たちが親切に教えてくださり、励ましてくださったお陰で少しずつ作業も早くなり、色々な種類の商品を作らせていただき、今はなんと特注商品を作らせていただいています。多種多様なニーズのあるお客様のそれぞれの希望に沿う商品づくりを心がけていますが、毎回仕様が異なり大変でもあります。ただ、それと同時にとてもやりがいのある仕事です!

入社してやっと1年、まだまだ勉強が必要ですが、素晴らしい先輩方をお手本に、これからも皆様のお役に立てるよう頑張っていきたいと思っています。

E・Sさん

※次回は12月16日発行の予定です。お楽しみに!