【コラム】キルト職人奮闘記 VOL.3

キルト職人奮闘記 VOL.3

私は、前職も縫製関係の職についていました。ミシンでの作業や細かい作業は苦にならない性格なので、アサヒの仕事は性に合っていると思います。また、親子で工作をしたり、自由研究を考えたりものづくりは好きで、商品作りに夢中になっている時はがむしゃらに働いてしまいます。

最近自分で作った商品がテレビやホームページ、またはYouTubeで見かけることが増えたように思います。例えばあるメーカーの修理サービスはTV CMで自分が製造に携わっているノンスリップマットを使っていました。見た瞬間「やった!」と叫びだしたくなる思いでした。それは、特注で綿も薄く、枚数も多かったため、仲間と必死になって納期に間に合わせた思い出があるからです。私はヘリを縫うのが専門ですが、テープを縫う際めくれてしまう箇所ができて、それを何とかきれいに縫い付けるのに苦心し、同じ班の同僚と何度も打ち合わせをしたのを今でも思い出します。

あるとき自宅のオーブンレンジの修理を頼んだところ、工具と一緒に当て布団の3×6という、一番小さいサイズのアサヒ製布団を使っていました。業者の方に聞いてみると「サイズもちょうどいいし、部品がなくならないし、汚れも目立たない。何よりほこりやごみが付きにくいし、何度使っても綿がふわふわで重宝してます~!」と言われ、「よっし!!」と心の中でガッツポーズをとってしまいました!

「お客様に喜んで使っていただける商品を今日も作ろう!」私たちが日々作っている商品を使う方々の声を聴くと自然とそんな風に思えてきます。

キルト職人 Y・Oさん