SDGs特別号 「12 つくる責任 つかう責任」

「12 つくる責任 つかう責任」

日本の高い効率と品質を持った保護(養生)の文化、そしてゴミを出さないリユースの文化を「プロテクション・キルト™」を通じて世界に広める営業活動をしています。

SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」は持続可能な生産消費形態を確保することを目的としています。

持続的開発を阻む要因の一つには、有価物の投棄など資源の浪費が挙げられます。少ない資源で、良質で且つより多くのものを得られるように生産や消費ができる形態を目標12では求めているのです。

アサヒが半世紀の間供給してきた緩衝布団(「プロテクション・キルト™」)は、物流現場におけるリユースを目的とした緩衝材です。
「安全に」「素早く」「簡単に」「綺麗に」「丈夫で長持ち」「経費削減」をテーマにした商品開発は、多くのお客様にご利用いただけることになり、結果ゴミを出さない「リユース」の文化を広める活動に貢献してきたと自負しています。

生産技術においても、環境に対する負荷を軽くする取り組みは非常に重要なテーマであると考えています。アサヒは商品づくりの重要な柱として「3R」活動に率先して取り組んでいます。

Reduce(リデュース) 無駄なゴミの量を減らす-
製造工程で生じるキルティングの端材は、綿と生地に分離して保管します。
綿は自社の製綿工程で原綿と一緒に開綿され、再び中材として利用しています。
生地は協力会社に持込み、繊維を綿状にほぐす方法(反毛加工)で、座布団などの中材として活用されています。

また、商品としては利用できない原材料の端材は、通常の製造商品とは全く異なる商品として形に変えています。トートバッグやPCケースなどは、営業の販促品としての利用や、商品としてショールームで販売されています。

Reuse(リユース) ゴミにしないで何度も使用する-

販売商品の修繕や改良に対応しています。
回収した商品をクリーニングした後に、破損部分を縫製し直し、再び使用できるようにするサービスも展開しています。

Recycle(リサイクル) 資源に戻して再び製品化-

・従来は廃棄していた製造工程で生じる不良品を「リファービッシュ品」として商品化して、別規格として販売しています。自社のショールームには、アウトレット売り場を設け、数多くのリファービッシュ品を展示販売しています。

今後の目標は、「フルサステナブル プロテクション・キルト」の製造メーカーです。  従来のコンセプトである「リユース」を目的とした丈夫で良質な商品の開発に加え、材料の全てをサステナブル素材(「天然素材」や「リサイクル素材」)に置き換えていくことで、貴重な資源を長い期間維持し、環境に負担をかけず利用することが出来ます。
より高度な生産消費形態を目指すことが、アサヒの使命と考えます。

This is it!」(あなたが探し求めていた商品はまさにコレです!)

*世界中のS D Gsに取り組む企業様に「御社がお求めの究極のS D Gsの形がここにあります」とお伝えできることを目標にしたプロジェクト、それが(株)アサヒの「This is it!」です。

執筆K・N