【コラム】ベトナム実習生受け入れについて

ベトナム実習生受け入れについて

  • ① 雲海を超えて

    今回は、技能実習生として、ベトナムから実習生を迎えることになりました。そこで、現地面接をするためにベトナムへ!

  • ② 実習生たちとの面談

    候補者8名の方達から3次試験を通った3名を選出。公平性を期すために、1時試験は一般面談、2時試験は集団面接、3時試験は実技試験と3時間ほどの時間をかけて、当社の業務にあった志と実務のポテンシャルを持った方を選考しました。試験は終始和やかな形で進み、最終選考者も笑顔で全ての面接行程を終えました!!

  • ③技能実習制度

    技術者やエンジニアとして先進技術やノウハウを労働者として実施機関である企業に参加することで取得し、技術や知識を習得した実習生が帰国後その技術を母国の発展のために発揮する、国際貢献と国際協力の一環として創設された制度です。当社に来る実習生も、これから学校で日本語を勉強し、縫製の基礎知識を学び、入国後も管理団体の行う講習会を経て我が社に学びにやってきます。

  • ④ 技能実習生とアサヒ

    昨今、技能実習の制度が悪用され、劣悪な労働環境におかれ人権上も問題になる扱いを受け、低賃金で酷使される実習生の実態がメディアを通して明らかになってきています。道徳や礼儀、礼節を重んじるはずの日本でそのようなことが行われているというのは俄かには信じがたい現実です。日本の戦後の高度経済成長は戦争を生き抜いた人々が血の滲む思いで学び、研鑽し多くの人の、多くの国の助力により超えてきたものであったはずです。
    今、実習生の母国であるベトナムを見、その急速な経済発展を見ながら、技能実習生を受け入れる(株)アサヒとして私たちは何をすべきか、身の引き締まる思いで考えます。まず考えることは、私はちはこの制度を本来の目的に沿って活用したい!実習生の一人一人が母国に帰り、学んだ知恵や知識、技術を持って活躍し、ベトナムの発展のために寄与できること。また、我が社も彼らを受け入れ、そのことで良い刺激を受け、共に発展していけること。そして、我々が高度経済成長を経て得たもの、失ったものの経験をもとに、彼らがこれから直面するであろう艱難を乗り越えることができる「生きた知恵」を「問題解決能力の源になる考える力」を手渡せるように先人として良い背中を見せながら伝えていきたいと願っています。