『おいおい工場長』Vol.3「縫製業界ってオワコンじゃね?」

『おいおい工場長』Vol.3「縫製業界ってオワコンじゃね?」

ハローフィッティ~こんにちは!
今日も・・・なんか来てますね・・・

ルーク工場長

ヤミー君

うわ~だっせ~ミシンの会社とかって
まだ日本にあったんだ!?もうオワコンだって思ってた!
ミシンで縫う仕事を縫製業っていうんでしょ~学校で習ったわ。

*オワコン:主にユーザーに飽きられてしまい、一時は繁栄していたが現在では見捨てられてしまったこと、ブームが去って流行遅れになったコンテンツのこと。

(ムキ~!!ムカツク~!! ・・・心の声・・・でも・・・)
確かに、アパレルとか小物とかの縫製は今、海外が多いよね。
日本でも昔は紳士服とか婦人服もたくさん縫製工場があったけど、
今は本当に少なくなったと思う。
でも!アサヒの縫製ってちょっと違うんだな~

いやだって、ミシンでしょ!知ってるわ、バカにすんなよ~
俺だって家庭科の時間に見たことあるわ!
あのプラスチックの四角いヤツだろ。

そう思うだろうけど、Jキルトで縫うものって、とっても厚くて丈夫なものが多いのさ。
それを縫うために大きなミシンや針の太いミシン、それから、キルトを作るための多針ミシン(キルティングマシン)っていう沢山の種類のミシンを使ってるんだよ。
それだけじゃなくて、Jキルトは「産業資材」っていって、業者さんが使う「道具」を作っているんだ。だから普通に言う縫製とは一味違うんだよ!

マジか・・・これは確かにちょっと思ってたのと違うかも。
でもでも!そんなに使う人いるのかよ!?
売れるのだって、引越業者の人にだけだろ!?

確かに引越し業者さんは沢山使ってくれる大事なお客様だね。
だけど、今はそれだけじゃなくなってきてるんだ!
ホームページを見てくれると、使ってくれる業種も広くなってるのが分かる!
最近では「エンディング産業展」に出展したんだ!
棺(コフィン)、そう棺桶のカバーにも使ってもらってるんだ。棺にもとっても高級なものがあるし、大切なものだから傷を付けてはいけない。
そういう保護=養生が必要な仕事は、ほとんどJキルトの出番と言っても過言ではないんだよ!
どうだい!Jキルトの可能性が見えてきたかい!?

しゅん・・・
日本でものづくりをして、たくさんの人に使ってもらって、
さらに海外でも使ってもらえる道具を、ミシンで縫って作ってるってことだよね。
じゃあ、縫製って可能性はまだまだあるのかよ!?

何言ってるんだ!ものづくりの可能性は無限大だ!
要は「見方の問題」なんだよ。
一方向から見続けるのをやめて、いろんな角度から見てごらん。
その向こう側にある「未来」が透けて見える角度が必ずある。
あきらめの悪い執念深い職人がいて、世界にチャレンジすることを忘れない限り、ものづくりの未来は明るいのだ!