進化が止まらない、私の仕事

進化が止まらない、私の仕事

運送業で使う梱包材、家具や家電を包むカバー、そして機械を保護するカバー。
私たちアサヒの仕事は、決して表舞台に立つものではありません。けれど、どんな現場にも欠かせない「縁の下の力持ち」です。
使う道具や設備は、昔に比べれば格段に進化し、作業効率も大きく向上しました。
それでも最終的な仕上がりを左右するのは、やはり「人の手」と「感覚」です。
キルトの厚みによる伸び縮みの具合、ミシンの糸の通し方、最適な縫い合わせ方。

私が特注品を担当するようになって、もうすぐ5年半。
最初の頃は、先輩に教えてもらった通りに仕事をこなすのが精一杯でした。
でも、多くの先輩方の教えを通して、「どうすればもっと使いやすいものが作れるか」「ピッタリのサイズに仕上げるには、どんな寸法で裁断すればいいのか」「どうすれば短期間で仕上げられるのか」・・・そうしたことを、自分なりに考えられるようになってきました。

たとえば最近は、TV養生カバーを100枚以上ご注文いただき、製作を担当しました。
パーツも工程も多く、糸の色をその都度変える必要があり、どの順番で進めるのが一番効率的かを考えるだけでも一苦労です。
さらに、滑り止めのノンスリップ生地を下にしてベルトを取り付ける工程では、そのままではミシンの針が進まないため、どうすればきれいに、そして早く縫えるかを工夫しました。
思い返せば、どの製品も「もっと良くするには?」の連続です。

まだまだ試行錯誤の毎日ですが、その中に自分なりの成長や発見があることが、この仕事の一番のやりがいだと感じています。
“縫う”という一見変わらない作業の中にも、日々の進化が詰まっています。
道具も、技術も、そして私自身も。
これからも止まることなく、進化を続けていきたいと思います。

E・Sさん